USER GUIDE

Firescope マニュアル

インストールから日々の運用まで、順番に読めばそのまま使いはじめられるガイドです。 画像はすべて実際のアプリの画面です。

インストール

  1. ダウンロードから Mac 版の.dmg を取得します(Apple Silicon / Intel を選べます)。
  2. ダウンロードした .dmg を開き、Firescope アイコンを「アプリケーション」フォルダへドラッグします。
  3. アプリケーションフォルダから Firescope を起動します。
Firescope は Apple の署名・公証済みです。「開発元を検証できません」の警告は表示されずにそのまま起動できます。

初期設定(言語とテーマ)

はじめて起動すると、4ステップのセットアップ画面が開きます。まずは表示言語を選びます。クリックした瞬間に画面へ反映されるので、迷ったら押して確かめてください。

ステップ1: 表示言語の選択(日本語 / English)
ステップ1: 表示言語の選択(日本語 / English)

つぎに見た目のテーマを選びます。Light / Dark をはじめ10種類。こちらもクリックでその場でプレビューされます。

ステップ2: テーマの選択(10種類からその場で切り替え)
ステップ2: テーマの選択(10種類からその場で切り替え)
言語もテーマも、あとから右下の ⚙ 設定🎨 パレット でいつでも変更できます。

Firestore に接続する

接続には Firebase のサービスアカウント秘密鍵(JSON)を使います。持っていなくても、画面の案内どおりに進めば1分ほどで取得できます。

ステップ3: サービスアカウントJSONで接続
ステップ3: サービスアカウントJSONで接続
  1. 「サービスアカウント設定ページを開く」を押すと、Firebase コンソールの該当ページがブラウザで開きます(場所: プロジェクトの設定 → サービスアカウント)。
  2. 「新しい秘密鍵の生成」をクリックして JSON をダウンロードします。
  3. Firescope に戻り、「JSONファイルを選択して接続」からダウンロードした JSON を選びます。複数プロジェクトの JSON をまとめて選択して同時に接続することもできます。
  4. 接続先の環境(開発 / テスト / ステージング / 本番)を選びます。 サイドバーで色付きのラベルとして表示され、安全ガードの強さもこのラベルで決まります。
鍵は macOS キーチェーン由来の鍵で暗号化して、この Mac だけに保存されます。外部には送信されません。
ローカルの Firestore エミュレーターにも接続できます。サイドバーの + から「エミュレーターに接続」を選び、ホスト(例: localhost:8080)とプロジェクトIDを入力してください。

データを見る

サイドバーの接続を開いてコレクションをクリックすると、ドキュメントが表で表示されます。各列のヘッダーには型バッジ(string / int / time など)が付くので、データの形がひと目でわかります。

型注釈つきのグリッド。行をクリックすると右パネルに詳細が表示される
型注釈つきのグリッド。行をクリックすると右パネルに詳細が表示される
  • 行をクリックすると、右パネルにドキュメントの全フィールドが表示されます。
  • 並び替え・表示件数・グループ検索(コレクショングループ)はツールバーから変更できます。
  • 読み取り件数はステータスバーに常時表示されます(課金の目安に)。

⌘P コレクション名で横断ジャンプ

⌘K ドキュメントIDで横断検索

⌘F サイドバーのコレクション検索へフォーカス

タブとグループ

コレクションを右クリック →「新しいタブで表示」で、ブラウザのようにタブを増やせます。タブは Chrome のようにグループへまとめられます。

タブグループ。チップをクリックすると折りたたみ、数字は中のタブ数
タブグループ。チップをクリックすると折りたたみ、数字は中のタブ数
  • タブを右クリック →「新しいグループに追加」でグループを作成。名前と色を付けられます。
  • グループのチップをクリックすると折りたたみ/展開。
  • タブのダブルクリックで名前と背景色を変更できます。
  • ドラッグ&ドロップで並べ替え・グループへの出し入れができます。
  • タブの状態は再起動後も復元されます(設定でOFFにできます)。

分割ビュー

コレクションを右クリック →「右に分割して表示」で、2つのコレクションを左右に並べられます。マスタとトランザクションの突き合わせに便利です。

分割ビュー。左右で別のコレクションを表示し、それぞれ独立にクエリできる
分割ビュー。左右で別のコレクションを表示し、それぞれ独立にクエリできる
  • サイドバーからコレクションを画面の左右端へドラッグしても分割できます。
  • ペインのチップをドラッグすると、左右の入れ替えや新しいタブへの取り出しができます。
  • 分割状態はタブごとに保持されます。

データを編集する

セルをダブルクリックするとその場で編集できます。Enter で確定、Esc でキャンセル。 int や timestamp などの型は保たれたまま書き込まれます。

インライン編集。型を保ったまませルを書き換えられる
インライン編集。型を保ったまませルを書き換えられる

すべての書き込みは安全パイプラインを通ります:

  1. 確認 — 環境ラベル × 操作の危険度に応じたダイアログが出ます。本番の破壊的操作はプロジェクトIDのタイプ入力が必要です。
  2. 自動バックアップ — 影響を受けるドキュメントが実行前にスナップショットされます。
  3. 実行 — 書き込みが行われます。
  4. 操作ログ — 成否を問わず記録されます(下部バーの「操作ログ」から確認)。
「本番」ラベルの接続では削除・一括更新などの確認が最も厳しくなります。調査だけなら接続を読み取り専用にしておくと安心です(接続を右クリック → 読み取り専用)。

バックアップと復元

破壊的操作の直前に取られたスナップショットは、下部バーの「バックアップ」にたまっています。選ぶと復元プレビューが開き、再作成 / 上書き / 変更なしの差分を確認してから復元できます。

復元プレビュー。フィールド単位の差分を確認してから「復元を実行」
復元プレビュー。フィールド単位の差分を確認してから「復元を実行」
  • ⌘Z(またはサイドバーの ↩︎ アイコン)で直近の書き込みをすぐ復元できます。
  • スナップショットは世代上限を超えると古いものから消えます。残したいものはピン留め 📌 してください。

コンソール

サイドバーの「コンソール」では、firebase-admin 風の JavaScript でクエリを書けます。⌘Enter で実行すると、結果が型注釈つきの表で表示されます。

JSでクエリを書いて実行。結果は表になり、CSV / JSON でコピーできる
JSでクエリを書いて実行。結果は表になり、CSV / JSON でコピーできる
const snap = await db.collection('orders')
  .where('status', '==', 'paid')
  .orderBy('amount', 'desc')
  .limit(20)
  .get();
return snap.docs.map((d) => ({ id: d.id, ...d.data() }));
  • マウス派にはビジュアルビルダー(取得 / 更新 / 作成 / 削除)もあります。組んだ条件は「コードに反映」でJSに変換できます。
  • 書き込みを含むコードはドライラン → 書き込みプレビュー → 適用の順で実行されるので、いきなりデータが変わることはありません。
  • join(結合)表示にも対応しています。

CSV 入出力

エクスポート

コレクションのツールバーの「CSV出力」を押すと、いま表示しているクエリ結果(フィルタ・並び替え反映済み)をCSVに保存できます。ヘッダーに型注釈が付くので、あとで再インポートしても型が崩れません。

インポート

CSVインポートのウィザード。列の型とモードを確認し、件数プレビューのあと実行
CSVインポートのウィザード。列の型とモードを確認し、件数プレビューのあと実行
  1. ツールバーの「インポート」→ CSVファイルを選択します(Shift_JIS も自動判定)。
  2. 列ごとの型と、モード(upsert / 新規のみ / 更新のみ)を確認します。
  3. 「件数を確認」で新規・上書きの件数をプレビュー。
  4. 「インポート実行」→ 確認ダイアログを経て取り込まれます。上書き分は実行前に自動バックアップされます。

料金とライセンス

  • 初回起動から 14日間はトライアルとして全機能を使えます。登録も支払い情報も不要です。
  • 期限が切れても、データの閲覧は引き続き無料で使えます。
  • 購入はアプリ内から:右下の ⚙ 設定 → ライセンスでプラン(Pro / TEAM、月額 / 年間)を選ぶと、ブラウザで Stripe の決済ページが開きます。決済が終わるとアプリが自動でライセンスを有効化します。
  • 別の Mac へ移るときは、旧マシンで「ライセンスを解除」してから新マシンでアクティベートしてください。

プランの詳細は料金ページをご覧ください。

よくある質問

接続できない / 「認証に失敗しました」と出る
JSON が対象プロジェクトのサービスアカウント鍵か確認してください。鍵を作り直した場合は、古い接続を切断して新しい JSON で接続し直すのが確実です。
データはどこかに送信されますか?
いいえ。Firescope はあなたの Mac から Firestore に直接アクセスします。鍵もデータも外部のサーバーには送信されません。
「本番ガード」って何をしてくれるの?
接続の環境ラベルと操作の危険度に応じて、確認の強さを自動で変えるしくみです。たとえば本番でのコレクション削除は、プロジェクトIDを手で入力しないと実行できません。UI の注意書きではなくアプリの中核(メインプロセス)で検証しているため、うっかりでは突破できません。
Windows 版はありますか?
現在開発中です。リリースは更新履歴でお知らせします。
言語を追加できますか?
はい。設定 → 言語から言語パック(JSON)を書き出して翻訳し、取り込むことで任意の言語を追加できます。